毎週木曜夜に開催している中国語レギュラーコース、普段は台湾の大学や語学クラスで広く使われているテキストを使っていますが、今日は台湾で買ってきた乾燥タピオカの袋に書いてある作り方を一緒に読んでみました。
漢字で書いてあるので、なんとなく分かりそうですが、なんとなくで料理するのってなんとなく不安ですよね(笑)。中国語のポイントを解説しながらすこし丁寧に見ていきましょう。
先將冷水燒開 まず、お湯を沸かす。
xiān jiāng lěng shuǐ shāo kāi
ここでの「冷水lěng shuǐ 」とは「冷たい水」ではなくて、「温めていない水」といった意味です。わざわざ冷やさなくてもいいですよ。
中国語ワンポイント
お湯は「開水」、「湯」はスープ
お湯を沸かすことは「燒水」といいます。「水を焼く」という表現が面白いですね。そうして沸かしたお湯は「開水」です。中国語で「湯」というとスープのことになりますので注意が必要です。なお、お湯を沸かすことは「燒開水」ともいいます。日本語でも「水を沸かす」とは言わずに「お湯を沸かす」といいますが、それに似ていますね。
「將__」で「__を」をあらわします。通常話し言葉では「將」の代わりに「把」を使います。
再將適量粉圓慢慢放入水中 そして適量のタピオカをゆっくりとお湯のなかに入れます。
zài jiāng shì liàng fěn yuán màn màn fàng rù shuǐ zhōng
慢慢 ゆっくりと
中国語ワンポイント
先A 再B はセットで「AしてからBする」
先將冷水燒開再將適量粉圓慢慢放入水中
まずお湯を沸かして、それからゆっくりタピオカをその中に入れてくださいといっています。
輕輕攪拌(水量須蓋過粉圓)
qīng qīng jiǎo bàn (shuǐ liàng xū gài guò fěn yuán)
輕輕 軽く
攪拌 かき混ぜる
須 は英語の「shouldしなければならない」に近いです。日本語でも、「しなければならない」は「必須だ」と言えますね。中国語でも話し言葉では「必須」といいますが、書き言葉では簡潔な表現が好まれ、このように「須」となっています。
「蓋」は「ふた」ですが、ふたをするように「かぶせる」ということですので、「粉圓(タピオカ)」が水を「蓋過」かぶるくらいの水量にしてね、といっています。
並轉為小火滾約5到10分鐘 そして、弱火にして5分から10分ことこと茹でる
bìng zhuǎn w éi xiǎo huǒ gǔn yuē wǔ dào shí fēn zhōng
並 そして
轉為小火 弱火にする
「滾」は転がることを言いますが、お湯が沸くとグツグツ水泡が転がるイメージです。弱火でやるわけですから、「グツグツ」より「コトコト」くらいが似つかわしいですね。
ちなみに、「搖滾」てどんな音楽だか分かりますか?搖=揺らして(rock)、滾=転がる(roll),つまりロックンロールですね。
中国語ワンポイント
「分」と「分鐘」の区別は大丈夫ですか?
時間の長さは「分鐘」を使いますよ。
「 分」は時刻の表現、たとえば「今、3時10分です」というときの「「分」に使います。
日本語の「分間」と「分」の違いですね。
再將鍋子放入電鍋中 鍋を電気鍋に入れる?ん??
zài jiāng guō zǐ fàng rù diàn guō zhōng
「再」は、先ほど「 先A再B (まずAして、それからBする)」で出てきました。
ここでは「先A」にあたるものが無いので、「さらに」としておきましょう。
鍋子 なべ
放入 入れる
電鍋 電気釜
さらに、なべを電気釜に入れる? む? なんだ、なんだ??
長くなりましたので、続きはまた次回
中国語入門コース、12月から新たに昼間のクラスを開講する準備をしています。
宜野湾で平日昼間にゆっくりと、旅の準備をしたい方、お待ちしています。
本レッスンで学ぶ中国語は台湾でも中国でも使えます。
facebookページにて追って告知いたします。