数字の聞き取り練習 最後までついていけるかな?
数字はただ知っているだけではなく、瞬時に頭に浮かぶようにしないと実用的ではないですね。
大量に聞いてサッとメモを取るという練習をひとつご紹介します。
中央电视台の天气预报
中国の国営放送中央电视台は、毎日北京時間午後7時から新闻联播という全国ニュースを放送します。
このニュースの最後に天気予報があるんですが、これが数字の聞き取りのいい教材になります。
天气预报の内容は、前半の天気概況につづいて、各都市の予想天気と気温が読み上げられます。
たとえば、「上海晴,十八到二十度。」のように全国の省都、直轄市、特別行政区合わせて34都市の天気と気温がアナウンスされるので、これに遅れないように数字を書き取っていきます。
スピードは結構速いです。でも、数字だけに集中していると初学者でも案外聞き取れるものです。
現地の放送で使われる生きた中国語が聞き取れると、結構な達成感がありますよ。
やり方は簡単です。下のシートに数字を書き込んで行くだけです。
このシートを使ってみてください。放送される順番に都市名を並べています。数字だけに集中できます。
はじめは、数字だけに集中して聞きましょう。
耳が慣れてきたら、都市名も聞いてみましょう。
腕に覚えがある人は、天候も聞き取ってみましょう。
中国語の主な気象用語
晴 qíng:晴れ
多云 duō yún:曇り
阴 yīn :曇り(多云よりさらに雲が多い状態)
小雨 xiǎo yǔ :小雨
阵雨 zhèn yǔ :にわか雨
雷阵雨 léi zhèn yǔ :雷を伴うにわか雨
暴雨 bào yǔ :激しい雨
雪 xuě :雪
~转… zhuǎn:~のち… 例:晴转多云:晴れのち曇り
一週間も続ければ、数字に耳が反応するようになります。なおかつ、中国の主な地名も耳から理解できるようになります。
地名も数字同様、中国語で理解できるようにしていく必要がありますね。
「チェンドゥー」という音が「成都」、「シアンガン」という音が「香港」に直接理解できるようにする訓練にもなります。