木曜レギュラーコースは第3タームを修了しました。臺灣師範大學が編纂した當代中文課程という全6冊のテキストを使って本格的に勉強しています。先週までで第2冊の第8課まで修了し、皆さん順調に力をつけています。

既に声調をクリアーし、ピンインをマスターし、語順もだいたい頭に入ってきた皆さんが今取り掛かっているのは中級の山場、様々な補語です。

中国語は、ひとまず動詞でざっと言っておいてから後ろの補語でニュアンスを説明していきます。

例えば、下の例は全部「食べれない」と言っていますが、なぜ、どのように食べれないかは後ろの補語で説明しています。

吃不上    達成          
ごはんにありつけない

吃不到‵    到達          
手に入らない

吃不下    おなかの余裕  
おなかに入らない 

吃不起    お金の余裕       
(高価で)買えない

吃不了    量           
食べきれない

吃不慣    慣れ          
口に合わない

吃不完    完了          
食べ終わらない

おおまかな対訳はこんなところでしょうか。文脈によっては相互入れ替え可能なものもあります。

こうした動詞の後に出てくる補語に慣れていくことが中級の文法の山場です。ヨーロッパ言語のように格変化や接続法があるわけでもなし、これさえ超えればもう中国語文法は仕上がったようなものだと思います。中国語の文法ルールはさほど多くないので、一気に把握して、大量の例に触れて慣れていくのがいいと思います。