台湾華語テキスト 最初の一冊はこれ 『今日からはじめる台湾華語』

街の本屋さんに行けば中国語の参考書はたくさんありますが、ほとんどは中国の中国語(普通话)。なんだか、ちょっと気分が乗らないなあ、という方におすすめの教材があります。

8月から開講する台湾華語の初級講座(那覇:8月7日、オンライン:8月5日開講)ではこのテキストを使用します。


『今日からはじめる台湾華語』樂大維 著 白水社 2600円+税

台湾と日本の大学院で中国語教育について研究し、台湾とのゆかりが非常に強い拓殖大学で教員を務める台湾人の著者による、台湾華語の入門教材です。

台湾とはどんなところ?どんな民族が暮らしている?、中国語はひとつじゃないの?といったQ&Aが巻頭におかれ、親しみやすい導入となっています。

またゆったりとしたレイアウトも読みやすくて良いです。



全編旅行会話仕立てになっていますので、中国語の文の仕組みも理解しつつ、実践に使えるフレーズも覚えられるようになっています。

ただし、レベルとしてはかなり易しく(たとえば、把構文や受け身文、補語は導入されません)、これを一冊仕上げることを初級の目標とするのは物足りない感じがします。



したがって、この1冊を時間をかけてしっかりやりこむのではなく、中国語への第1歩として3か月くらいでさっと仕上げて、2冊目に移行するのがいいようです。



ただ、その2冊目として体系的にしっかり学べる台湾華語の教材としてふさわしいものがあまりないのが悩ましいところです。

実際には(たとえ台湾華語に強いこだわりがあったとしても)中国語(普通话)の学習教材を「流用」して学習を続けることになると思います。

そのような意味でも台湾華語だけにこだわらず、広く中国語として学んでいくのがいいように思います。

いつも、あちこちで言っているのですが、映画にしろ、食べ歩きにしろ、何にしても両岸三地(中国・台湾・香港)もシンガポール・マレーシアも丸ごと楽しめるのが中国語のいいところなのです!