受講生の作文から 明天沒有上課はなぜ間違い?

 先日、レッスンを休講した際、前日に受講生の一人から

「明日はお休みですよねー?」

と確認のメッセージが届きました。

ほどなくして再び、

「どうせなら中国語で聞けばよかった。明天沒有上課嗎?」

うれしいですね、中国語を使ってみようというお気持ちが。

 

ただ、沒有上課ではなくて、沒有課だとなお良かった。

 

このちがいは何でしょう?

 

「~が無い」は「沒有~

 

「沒有」の使いみちはいろいろあるんですが、「~が無い」と言いたいときに使うことが一番多いのではないかと思います。

 

我現在沒有時間 私は今時間がありません。

她沒有妹妹 彼女には妹がいません。

 

中国語の文法は語順が肝心です。

何をどういう順番で並べるか、これをいつも考えてください。

 

上の二つの文、沒有とその次に来るものに注意してください。

 

沒有のすぐ後ろに名詞がきていますね

 

では、

 

「明日は授業がない」と言ってみましょう。授業は「課」です。

 

明天沒有課

 

これでOKです。

 

 

では、もし、「明天沒有上課」といってしまうとどうでしょう。

上課は名詞ではなくて「授業を行う」という動詞(注1)なので間違いになってしまいます。

 

 

注1:なお、「上課」は厳密には離合詞といいます。これについてはまた機会を改めましょう。

 

 

沒有+動詞は「しなかった、していない」

 

沒有を動詞の前に置くと過去、あるいは今の時点でにそうしていないことを表します。

昨天沒有上課 昨日は授業に行かなかった。

 

過去のことは「沒有」まだ起こっていないことは「」で否定します。

明天我不上課