TOCFL Band Aを初めて受験する人のために、問題の概要と対策をまとめてみました。

問題形式

リスニング、筆記ともに試験時間は60分、問題数は50問です。

設問は日本語なので安心してください。

結果発表は約1か月後、得点によって、入門級、基礎級、不合格の判定がでます。

どんな問題?

1.リスニングはこんな問題です

一言で言うと、

イラストを見て答える問題がほとんどです。(45問)

第一部はイラストを見て、「何していますか?何を買いましたか?何がありますか?天気はどうですか?」みたいな感じの質問に答えます。

これが全体の半分25問で、のこりは会話を聞きます。

第二部は短い会話です。AさんとBさんが一言ずつ話します。これが15問です。

第三部、第四部はAさんとBさんがふたこと、みこと言葉を交わします。

スピードは結構速い

音声のスピードは割と手加減なしという感じで、初めて聞くとちょっと戸惑うと思います。初めてだと、「知っている単語なのに聞けなかった」ということもあると思います。ぶっつけ本番ではなくて、オフィシャルサイトの模擬問題を聞いて耳を慣らしておいてください。

日常生活の単語が問われます

出てくる単語は数字、曜日、乗り物、身の回りの物、スポーツなど基本的な単語なものばかりです。

合格のポイントは

後半になるほど難しくなるので、前半の短い問題で確実に得点するように意識しましょう。

筆記問題はこんな問題です

イラスト問題が30問

こちらもイラストを見て答える問題が30問もあり、漢字を知っている日本人にとってはやさしい問題も結構あります。ただ、最後の第5部は強敵です。120字程度のまとまった文章を読んで答える問題が5問あります。

筆記問題は前半で取りこぼさないようにして、最後の第5部はだめもとぐらいの気持ちでいてもいいと思います。

対策:リスニングは模擬問題の聽寫、筆記は華語八千詞の活用を

考え方:

基本をしっかり。

問題に慣れる。

練習方法:

リスニング

1回目 何も見ないで解く

2回目 文本(問題文の書き起こし)を見ながら解く

3回目 問題文を止めながら書き取っていく(いわゆる聽寫)

こうして、知らない単語と知っているけれど聞き取れなかった単語を意識化していきます。

入門基礎級の単語は毎日使うような単語ばかりなので、テストの準備をしながらこんどの旅行の準備もしているんだなと思うとちょっと励みになるかもしれないですね。

筆記

オフィシャルサイトの華語八千詞をチェックする

TOCFLは各級の目安となる単語リストをオフィシャルサイトで公開しています。

入門級までで500個、基礎級までで1000個の単語が収録されています。

これにざっと目を通して、知らなかった単語をピックアップするといいと思います。

この単語集はエクセルシートになっていますが、単語帳アプリのquizletを使うとエクセルシートをそのままコピーするだけでオリジナルの単語帳が作れるので便利です。

オフィシャルサイトの免費下載模擬試題をやってみる。

ぜひ、問題文を音読してみてください。そうすることでリスニングの対策にもなります。