マンツーマンレッスン お申込みいただきました。

先日、新たに個人レッスンのお申込みを承り、約30分の事前無料カウンセリングを行いました。

この方の当面の目標はHSK5級突破です。

リスニングへの対処、語彙の増量と、問題量への対応が課題でした。

また作文問題も初めてということで不安を抱えていらっしゃいました。

初めての試験だと、どこから手を付けたらいいか分からなくなりますよね。


私の処方としては、まずは、過去問のリスニングに絞ってしっかりやりましょうとお話ししました。

その理由は、

聞ける言葉を増やしていくことでリスニングと語彙力も増加させます。

听写などで構文を意識したリスニングで、後の作文練習への基礎固めにもなります。

方法としては

听写 ⇒ シャドーイング ⇒ リプロダクションです。

听写の目的は、自分に「気づき」を与えることです。

聞こえなかったところを書き出し、調べ、理解します。「これ何だろう?」を「あーそういうことね~」にしていきます。

シャドーイングの目的は、理解した内容の確認、定着です。

「あーはいはい、これさきやったやったー」と耳で実感し口で言えるようにします。

リプロダクションはもっとも負担が大きいトレーニングですが、その目標は文法を意識しながら意味のあるアウトプットを行うことです。

状況が与えられて、言いたいことがあって、そのうえで構文を意識しながら発話することで、後の作文練習の基礎固めを行います。

50分のセッションでこの全ては行えないので、家での学習時間を勘案しながら毎日続けていくことを話しました。

その際、毎日の勉強時間をどう捻出するかというお話しもいたしました。

勉強時間を大きく3つに分けます。

1.机に向かえる時間

2.耳・口が空いている時間(移動中、洗濯もの干してるときなど)

3.手が空いている時間(レジで並んでいるときなど)

そして、机に向かえるときに仕込みをして、その他の時間に出来る方法でトレーニングを行います。

仕込み=リスニングの内容理解、発音確認、単語アプリ入力など

仕込みはとても重要です。仮に毎日家事をしながらシャドーイングをしても、理解していないものを使ってやみくもにやっても効果はあがりません。

これで、今まで勉強時間じゃなかった時間が勉強時間に変わります。

教材は過去問集です。とにかく過去問をしっかりやり込むこと、試験対策はこれが基本です。

30分のカウンセリングでは短・中・長期的な目標もうかがっています。それはモチベーションの在り処を知るためでもあり、また受講される皆さんの思いを共有するためでもあります。この方は将来は中国語の先生になりたいとのこと。嬉しいじゃありませんか!一緒に頑張りましょう!