中国語検定 4級合格体験記

先日、ある受講生から中国語検定4級に合格しました!との報告をいただきました。

「何度もくじけそうになりましたが、家事の合間にCDを流していたら95点でした」とのこと。まさに王道の勉強法だと思います。
意味を理解している素材を繰り返し聞くことで、中国語の音声に慣れ、文法項目や単語も定着します。

「中国語の音声に慣れる」ということをもう少し具体的に言うと、それぞれの音節に固有の声調だけではなく、文全体にかかる抑揚(イントネーション)や強弱、スピードのメリハリなどにも慣れるということです。

中国語検定4~3級の学習法には特にコツというようなものはありません。むしろ、勉強時間のマネジメントとモチベーションの維持に工夫をすることに意識を注ぐとよいと思います。

エクセルシートに自分の24時間を色分けし、耳が空いている時間、手も耳も空いている時間、机で作業できる時間、出先で暇な時間を抽出し、

テキスト確認、単語帳作成など仕込みの時間、CD聞き流しなど定着の時間に割り振っていくとよいと思います。この辺の勉強と時間管理については読書猿さんの『超独学法』という本が参考になります。


検定試験を受ける意味はふたつあります。

1つは、学習進捗状況の確認。年に一度の定期健診だとおもったらいいと思います。

もう一つは、モチベーションの維持です。一つ合格するとやっぱり次はもう一つ上にチャレンジしよう、という気になるものです。上に紹介した方も「次は3級にチャレンジしたいと思います」と高らかに宣言しています。

検定試験の受験には費用の他に貴重な休日を半日つぶすことでもあり、ご本人のみならずご家族にも負担が及びます。これを無駄にしないように、合格するための計画を練ることになります。これが学習法の見直しや自己点検にもなります。検定試験をきっかけにご自分の学習をより前向きに進めることができます。