日本語から中国語ではなくて台湾華語が引ける辞書
台湾華語の学習が進んでくると、「あれは何というのだろう?」というような知りたいことがどんどん出てくると思います。辞書を引いてみようと思っても、巷にある中国語の辞書はほとんどが中国の中国語(普通話)の辞書。もちろん、中国の普通話と台湾の台湾華語は共通点が多いのでそれで代用出来なくはないのですが、やはり気分が乗らないでしょうし、そもそも文字が違うので不便だと思います。
そのような状況を打破する辞書があります。
辞書とはいっても、語法の解説まで踏み込んだものではなく、語彙集といった方がよいのかもしれません。しかし、日本語から台湾華語を引けるのは私の知る限り他になく、会話、作文に大いに役立つものです。
また、監修者の樋口靖先生による前書き「台湾華語について」は必読です。いわゆる「國語」「華語」「 臺灣華語」「普通话」が何を指すのか、台湾社会における中国語使用の経緯や実態が非常に分かりやすく説明されています。もう一度言います。必読です!
同書の姉妹編として会話集もあります。