開開心心地玩と玩得開開心心は何がちがうの?
木曜レギュラーコース向けのまとめですが表題「 開開心心地玩と玩得開開心心は何がちがうの? 」は中級レベルの学習者がみんな戸惑うところではないでしょうか。みなさんと一緒に確認してみたいと思います。
第2課のまとめ
文法説明のページ30-38ページには全部で6項目ありますが、一番大事な第4点からまとめます。
4 形容詞の重ね型
形容詞の重ね形は意味を強める
例えば、
紅 hóng「赤い」を重ねて
眼睛紅紅的 yǎn jīng hóng hóng de
「目が真っ赤だよ」
漢字二つの形容詞はAABBの形に
開心 kāi xīn 「たのしい、うれしい」→ 開開心心 kāi kāi xīn xīn
ここに注意!
重ね形の後にはdeをつけますが、漢字は地、得、的を使い分けます。
1. 重ね形が動詞の前 ~地
他開開心心地玩了三天。 tā kāi kāi xīn xīn d wán le sān tiān
彼は三日間楽しく遊んだ。
2. 動詞の後 ~得
他玩得開開心心。tā wán dé kāi kāi xīn xīn
彼は楽しく遊んだ。
開開心心地玩と玩得開開心心は何がちがうの?
同じ部品でも、動詞の前後で意味・役割が変わります。
動詞の前は「どうやったか」
動詞の後は「どうなったか」
したがって、
開開心心地玩(開開心心が動詞「遊ぶ」の前)は「たのしく遊んだ」
玩得開開心心は(開開心心が動詞「遊ぶ」の後)は「遊んで楽しかった(楽しくなった)」
中国語は時系列でパーツをならべます。
日本語では普通に「買い物に行く」と言いますが、理屈からすると「まず、行って、それから買い物する」はずです。中国語はこの時系列に忠実に述べます。
去買東西回來 qù mǎi dōng xī huí lái 「買い物に行ってきた」
行って→買い物して→帰る→来る
この時系列のルールがあるために、動詞の後ろには「動作のあとに生じた結果」を表すものが良く来ます。例えば、
食べて→満腹になる 吃飽 chī bǎo
あそんで→たのしくなる 玩得開心 wán dé kāi xīn
上の例ですと、吃飽は食べて、その結果満腹になるという時系列の流れです。玩得開心は遊んで、その結果楽しくなるという時系列の流れです。
ここまでが大事なところ。特に「動詞の後に結果が来る」というイメージをもつと中国語が理解しやすくなりますよ。
以下は、付け足しみたいなものです。
名詞の前に重ね形がくるときは ~的です。
他看起來開開心心的樣子。 tā kàn qǐ lái kāi kāi xīn xīn de yàng zǐ
彼は楽しそうな様子だ。
重ね形+地、得、的 とくに地と得の使い分け大事ですよ~
その他の項目
1 一點也不~。 または一點都不~
少しも何々ない。
夜市的東西一點也不貴 yè shì de dōng xī yī diǎn yě bù guì
夜市の品物はすこしも高くない。
目的語(~を)があるときは點の直後に。
我一點湯也沒喝。 wǒ yī diǎn tāng yě méi hē
私はすこしもスープを飲まなかった。
2 還是~吧。
(いろいろ考えた結果)やっぱり~したほうがいい。
還是坐捷運去吧。 hái shì zuò jié yùn qù ba
やっぱりMRTで行った方がいいね。